ボク、元は野良猫だったにゃ。だから、野良猫の気持ちも、保護猫になってからの気持ちも、どっちもわかるんだにゃ。
野良猫っていうのは、お外で暮らしてる猫のことだにゃ。ごはんも自分で探さなきゃいけないし、雨の日も風の日も、寒さに震えながら寝る場所を探すにゃ。交通事故に遭ったり、病気になったりする危険もいっぱいだにゃ。だから、寿命が短いって人間は言うにゃ。せいぜい2~5年くらいだとか。
それに、人間を警戒するにゃ。もし人間が近くに来たら、すぐに逃げなきゃって体が覚えているんだにゃ。でも、たまに優しい人間がごはんをくれたりすると、少しだけ、信じてみようかなって思うこともあるにゃ。
でも、保護猫は違うにゃ!
保護猫っていうのは、ボクみたいに、人間のおうちで暮らすことになった猫のことだにゃ。いろんな理由で、お外で暮らせなくなってしまった猫たちが、優しい人間に保護されて、新しい家族を探してもらうんだにゃ。
保護されたばかりの頃は、お外での生活が長かったから、人間を怖がったり、隠れたりすることが多いにゃ。でも、毎日ごはんをもらって、体を撫でてもらって、暖かい場所で眠れるようになると、だんだん人間が怖くなくなるにゃ。
ボクは最初はケージの中にいたにゃ。狭くてちょっと怖いって思ったけど、ご飯をくれる優しい人間の手が見えたにゃ。毎日、美味しいご飯と、きれいな水を用意してくれたんだにゃ。そのうち、パパとママが、ボクを抱っこしてくれたり、おもちゃで遊んでくれたりして、ボクはすっかり甘えん坊になったにゃ。
今は、おうちの中でぬくぬくしてるにゃ。窓の外を眺めて、たまに野良猫さんを見かけると、「あの子も早く、暖かいおうちが見つかるといいにゃ…」って思うんだにゃ。
野良猫と保護猫の違い。それは、安心できる場所があるか、ないか。ただそれだけなのに、ボクたちの暮らしは全然違うにゃ。そして、寿命も、10年以上も違うって、人間は言ってたにゃ。
ボクは今、とっても幸せだにゃ。パパとママ、ボクを家族にしてくれて、本当にありがとうだにゃ。
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